さだまさしさんが手掛けた楽曲はどれもいいのですが、中でも泣ける歌詞の楽曲を集めてみました。
さだまさしの泣ける歌詞
山口百恵の秋桜
嫁いで行く娘が母を想う楽曲で、もともとは「小春日和」というタイトルでした。1977年の曲ですが、今聞いてもいい歌詞で、泣ける曲です。
当時は、女性が嫁ぐというのは『家を出て嫁ぎ先の家に入る』という意味合いも強く、女性は実家と疎遠になり嫁に出す親にとっても一大イベントだったので、現在の結婚事情とは大きく異なると思います。ですが、母娘のやり取りは本質的なところで今も昔もそう変わらないのではと思います。
思い返すとどんな時も一人ではなかった、いつでも見守られて育ってきたことを思い出し、アルバムを開くと幼い日の思い出を何度も小さな声で独り言みたいにつぶやく母、そんな母に『ありがとう』の言葉を噛み締めて生きていくという内容。
最後に、『こんな小春日和の穏やかな日に もう少しあなたの子供で居させて、下さい』と母への思いがぎゅっと詰まった言葉で終わります。私にも娘がいるので、いつかこんな日を迎えるのかと思うと涙が出ます。
償い
1982年の『償い』。
たった一度だけ犯してしまった哀しい過ちのため、ゆうちゃんは償い続けるという内容。7年後、被害者の奥様から夫のことを思い出すから送金はもう十分、それよりもゆうちゃん自身の人生を元にもどしてあげて欲しいという内容。償い続けたゆうちゃんや、ゆうちゃんのことを許してゆうちゃん自身の人生を取り戻してほしいと思った被害者の奥様の優しさに涙があふれる、さだまさしさんの泣ける名曲です。
風に立つライオン
大沢たかおさん主演の映画『風に立つライオン』の元になった楽曲です。
元恋人の真木よう子さんにあてた手紙の歌詞ですが、君と分かち合いたかったのはアフリカの偉大な自然の壮大さだけでなく、診療所に集まる患者さんらの瞳の美しさだと。
僕たちの国は、大事なところで、どこか道を間違えたようですねと言う歌詞が、今のコロナ禍の時代に胸に突き刺さる歌詞です。
アフリカ現地のすさまじい現状を乗り越えるために、島田医師(大沢たかお)が誰もいない夜中に風に向かって『頑張れーー』と自分自身を叱咤激励していたシーンが、風に向かって立つライオンでありたい、という部分とリンクして泣けちゃいます。
最期までまっすぐ生きた島田医師(大沢たかお)の生き様や、世界平和を思うと泣けてくる歌詞です。
ぜひ、歌だけではなく映画も見てほしいです。
アマゾンプライムビデオでも鑑賞できますよ!ぜひ😍
いのちの理由
2009年発表の『美しい朝』に収録されている一曲。
私が生まれてきた理由(わけ)は、父と母に出会うため、兄弟に出会うため、友達みんなに出会うため、愛しいあなたに会うため、幸せになるために生まれてきたのだと、生きる意味と『生』の尊さが歌われた歌詞です。
泣ける歌詞を聴いて下さい👇
あなたへ
津波の被災者へのメッセージソングです。
寒い冬の後に、きっと花は綺麗に咲く 信じなくてもいい、それでも花はさく、幸せはきっといつかやってくると未来に向かって行けるよう背中を推してくれる歌詞です。
私には歌しかないけど、でも私には歌があるから、あなたが幸せになれるまで、あなたを思って歌っているというさだまさしさんの魂の歌だと私は思いました。
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