11月16日放送のNHK「逆転人生」に、10万人に1人という難病を抱えながら、妊娠・出産をなしとげた寺嶋千恵子さんが出演します。
妊娠時の体重はわずか20kgほど。担当医からは、親子共に助かる見込みはほぼないと言われました。それでも産む決断をし元気な男の子を出産します。
この記事では、寺嶋千恵子さんの出産!現在の様子や子供について!というテーマで調査してまとめました。
寺嶋千恵子さんの出産について
「医師としては勧められません」。予想通りの答え…それでも産みたいと願いました。
難病の脊髄性筋萎縮症(SMA)の患者、寺嶋千恵子さん。筋力が低下する進行性の難病で、根本的な治療法はありません。生活に介助も必要です。そんな彼女が妊娠し、決断を迫られました。https://t.co/to5daCrD0A
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) April 1, 2019
寺嶋千恵子さんの病気は、10万人に1人と言われる「脊髄性筋萎縮症(S M A)」と難病です。中々立てない千恵子さんを心配して受診した結果、2歳の時にSMAと診断されます。
SMAは神経細胞が作られないため、筋力が低下してしまう進行性の難病、約10万人に1人が発症すると言われており、現時点では根本的な治療法は見つかっていません。
また寺嶋さんは背骨が曲がってしまっているため、就寝時に呼吸器を手放せません。
千恵子さんのご両親は、千恵子さんをたくましく育てます。
当時は、障害を持つ子供は特別支援学級等に所属するのが普通でしたが、両親は教育委員会に掛け合って、小中学校を普通学級で他の子供と同じように学校生活を送れるようにしました。
千恵子さんの母は、「出来ない時は、どうやったら出来るか考えなさい」と言って育てます。
千恵子さんが前に向かって進めるように、ご両親はどんな時も千恵子さんの背中を押して、応援しました。
千恵子さんは、短大に入学して無事に卒業します。
社会人になると千恵子さんは、名古屋市昭和区にある難病をもつ障害者の自立を支援するための社会福祉法人「AJU自立の家」と関わりを始めました。
そこでは、障害のある人が、施設で生活するのではなく、地域で生活できるようにサポートする取り組みを行なっています。2016年に、千恵子さんはアメリカ国務省の招待され、アメリカでの車椅子利用者の生活を視察していました。帰国後の千恵子さんは、名古屋市の施設などで活動の中心メンバーとして活躍しています。
また、現在の夫である成人(しげひと)さんは、「AJU自立の家」でヘルパーとして勤務していたことがキッカケで、2016年より千恵子さんと交際を始め、2年後の2018年に2人は結婚します。
千恵子さんの3歳年下の成人さんですが、千恵子さんに対して、
「すごいまっすぐ生きている千恵子さんが最初から気になっていた」と、馴れ初めを教えてくれました。
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寺嶋千恵子さんの子供や現在の様子
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2018年8月21日、妊娠7ヵ月目に入り、胎児にも負担のかからないタイミングで帝王切開手術が行われ、無事に出産します。
身長32.5cm、体重776g、元気な男の子でした。名前は、篤郎(あつろう)くんと名付けられました。
夫の成人さんは、子供や千恵子さんのために産休を取得し、ヘルパーとして千恵子さんや篤郎くんに付きっ切りで介助と育児を行ったそうです。
SMAという難病を抱え、他にも重度の肢体不自由を持ちながらも、無事に出産を終え、元気に生活している寺嶋千恵子さんは、多くの人に希望をもたらしてくれたと思います。
篤郎くんは、千恵子さんや成人さんの暖かい両親の元ですくすくと育って、現在は2歳をすぎて、元気いっぱいでしょう。
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寺嶋千恵子さんの出産!現在の様子や子供について!のまとめ
以上、寺嶋千恵子さんの出産、現在の様子や子供についてをお送りしました。
最後までありがとうございました。
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