宮ビルの閉店理由や閉店後の跡地には何ができるの？

岩手県宮古市、JR宮古駅前の大型ショッピングセンター「キャトル宮古」の核店舗である「スーパー宮ビル」が9月5日に事業をストップし閉店したというニュースが飛び込んできました。「スーパー宮ビル」閉店の理由、閉店後の跡地には何ができるのか、調査しました。

スーパー宮ビルの閉店理由は？

営業最終日の #宮ビル を見に行ったら既に完全閉店しておりました。#キャトル #宮古市 pic.twitter.com/Hu3DQAx0fy

— ゼレ2 (@zellenn2) September 5, 2021

「キャトル宮古」の核店舗として頑張っていた生鮮スーパー宮ビルの閉店理由は、業績不振に加えて新型コロナウィルスの感染拡大に伴う利用客の減少で、経営を圧迫し、事業の見通しが立たなくなったためです。

東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、「スーパー宮ビル」は2003年のショッピングセンター開業に合わせて、別の場所から移転してきました。当初は13億円~14億円の売上を維持していましたが、市中心部の人口減少や同一エリア内での同業他社との競争激化などが影響し、徐々に売り上げが減少します。昨年2020年5月期の決算では債務超過に転じました。
更に、新型コロナウィルスの影響で客が減り、2021年8月にはショッピングセンター内の別のテナント(健康器具販売店舗)で新型コロナウィルスのクラスター感染が発生。同テナントでは17人の新型コロナウィルスの感染が判明し、キャトル宮古全館で一時休業を余儀なくされました。

こうした状況が重なったことから、事業の見通しが立たないとして、スーパー宮ビルを閉店し、法的な手続きの準備に入ったという事です。負債総額は、昨年の5月期末時点で2億円になる見通し、岩手県内では15例目となる新型コロナウィルスの関連倒産となります。

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宮ビル閉店後の跡地には何ができるの？

ショッピングセンターのキャトル宮古では今後も営業を続けますが、新型コロナウイルスの感染拡大により、100円ショップ「ラ・エン(9/15まで)」や「フードオアシス満彩」など複数の店舗は閉店又は閉店予定となっています。複数のテナント店舗の閉店も含めて、後継店舗については9月時点で発表されていません。
スーパー宮ビルや、他テナントの閉店後の跡地に何ができるのか、詳細が分かり次第、追記いたします。しばしお待ちくださいm(__)m