『福岡国際マラソン』が75回目の今年で終了となります。2月にも『びわ湖毎日マラソン』が廃止されたばかりで、寂しいと感じるのは陸上ファンだけではありません。福岡国際マラソン廃止の理由が気になる方が多いようです。そこでこの記事では、福岡国際マラソン廃止の理由について、また福岡マラソンとの統合はないのか調査しました。
福岡国際マラソン廃止の理由
福岡国際マラソン廃止の理由は、スポンサー離れが進んで経済的に難しいから!です。
福岡国際マラソンは、トップレベルの選手だけが出場できる『エリートマラソン』で、オリンピックや世界選手権の選考会も兼ねていました。
ところが近年、世界的にはトップ選手と市民ランナーが走る『大都市型マラソン』が主流となってきています。厳しい条件が設定された『エリートマラソン』ではエントリーできる選手が限られているのに対して、『市民マラソン』では多くのランナーからの参加料が見込めます。
ランナーがたくさん集まる分、広告効果も高くなりスポンサーも集まりやすくなります。
スポンサーが多数つくことで、高額の賞金が用立てできる市民参加型マラソンにトップ選手が集中するという流れになっています。
賞金の多さで言うと国内だと東京マラソンです。注目度や関心度、テレビやネット配信などの露出の高さで考えても、企業が流れていくのも自然な流れなのでしょうが、福岡から国際マラソンがなくなってしまうのは、本当に残念で仕方がありません😿
福岡国際マラソンと福岡マラソンの統合はあり?
11月に行われる福岡マラソンとの統合案も検討されましたが、アップダウンの多い福岡マラソンのコースではトップ選手が記録を狙うのには不向きであるという理由で統合は却下されました。
逆に、福岡市街中心部を走る福岡国際のコースを1万人を超えるランナーが走るのも難しいという理由で、福岡国際マラソンのコースに吸収するという統合案も却下されました。
福岡国際マラソンは、オリンピックや世界選手権への選考レースも兼ねていたので、福岡国際マラソン廃止となると選考レースが一つ減る事となり、強化という点では大きな痛手となります。
九州に限って言えば、唐津10マイルや熊日30㎞ロードレース、別府大分毎日マラソンや延岡西日本マラソンなどのエリートレースに再び力を入れていくなどの策が練られるのではないでしょうか。
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福岡国際マラソン廃止の理由!福岡マラソンと統合はあり?のまとめ
以上、福岡国際マラソン廃止の理由!福岡マラソンと統合はあり?をお送りしました。
福岡国際マラソン廃止の理由は、スポンサー離れが進んで経済的に難しいからです。
世界的にも『エリートマラソン』から、より多くのランナーから参加料が見込める『大都市型マラソン』へ移行していること、『大都市型マラソン』への関心や注目が集まることから更にスポンサーが離れていくことなどがあげられます。
12月の第一日曜日に行われる福岡国際マラソンと11月に開催される福岡マラソンの統合案も出ていましたが、アップダウンの多い福岡マラソンのコースで記録を狙うには不向きという理由で統合されませんでした。逆に福岡市内の街中を走る国際マラソンのコースに1万人を超えるランナーが走るのも難しいという理由で、福岡国際マラソンと福岡マラソンが統合される案はありません。
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